７月２３日にギターライブをしてくださる菅井久志さん。

ギターとの出会いから今に至るまでの、ギタリストとしての思いを、語ってくださいました。

   「中学生の頃からギターを弾いてきました。

当時は内気な少年でしたが、ギターの音色にのめり込み、寝食勉学を忘れて一日何時間も一人で弾いていました。

その集中力が受験と社会人になってからも役立ったし、ギターは自分にとってはずっと心の友、自信の源だったと思います。

   僕のギターは今までは広い意味でバックミュージック的で、誰が聞いても気持ちがいい、何かの邪魔にならない風景のような音楽と自己評価してきました。

   東京を出たきっかけのひとつに妻の病気と自分の左手小指の欠損事故がありました。この事は僕にとって人生の意味を変えるような大きな出来事でした。自信も砕かれ、一時はギターも諦めようと思いました。本当に泣いて過ごしました。

   その後、指先の再建手術をし、やはりギターと離れることはできず、短い小指での再挑戦が始まりました。

   東京では、妻と営むレストランで、プロのミュージシャンとしてライブ活動も行いました。でも、やはりソロ活動までは至りませんでした。

  その後名張に移住してきて、生活スタイルの変化と共に、豊かな自然や魅力的な人々との出会いがありました。それらが自分の背中を押してくれたと言うか、自分の殻を破ること、人に訴えるような演奏を、自分だからできるのではないかと考えが変わってきました。そして、遅咲きながら、ソロのギタリストとしての活動を始めるようになりました。

   まだまだ未熟ですが、心を込めて弾きます。」

心に響く ギターの演奏を、どうぞ聞きに来てください。

【菅井久志 ギターライブ in 森の展示会】

日時 ７月23日(日)15:00〜16:30